指一本を詩一篇と交換してくれるおじさんが刑務所から出てくる日まで、毎日爪を綺麗に磨いている。
死ぬ人がいない町の役所の床に、死亡届で折られた紙飛行機が無数に落ちている。
その焼き芋屋は、刑務所の前を通る時、わざと声を張り上げる。
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