超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

2023-11-26から1日間の記事一覧

詩人の男が、自身の指を切り落として、代わりに鉛筆を取り付けようとしている。

先生からクラス全員に鏡と油性マジックが配られ、これから名前を呼ばれた人は鏡に×を描いてください、と言われる。

私は医師から青い色の薬を処方されていて、それを青い色が好きだった母の墓前に供えているので、私の病気はいつまで経っても治らない。