超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

2023-11-24から1日間の記事一覧

飼う

兄弟で話し合って、こっちのカブトムシは僕が飼うことになったので、目印に脚を一本もいだ。

鼻が痛いので鏡を見たら、小さな宇宙飛行士が私の鼻毛を抜こうとしていた。

豆腐

ロケットに乗せられ宇宙へ飛び立った木綿豆腐は、百年後、絹ごし豆腐になって地球に戻ってきた。