もう一度宇宙作るか、と、神様は電子レンジの扉を開けた。
ぼくの髪を切っていた床屋が、とつぜんぼくの頭から一本の髪の毛をぶちっと抜き、「お前は違うだろ」とつぶやいて、その髪の毛を店の外へ逃がした。
電車の同じ車両に乗り合わせた、どこかの学校の雲部の少女たちが、みんな窓の外を見ているので、そちらに目をやると、実に立派な入道雲があった。
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