超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

2023-06-16から1日間の記事一覧

朝起きると枕が猫の顔の形に凹んでいる。

せっかく書いた詩が、出版社に持っていく途中でいつも、数粒の金平糖になってしまう。

朝の散歩中、夫が、「何か、今朝の霧、美味いな」と言いながら、霧の中へ消えていき、二度と戻らない。