病院の窓から暗い夜空を眺めながら 隣のベッドで寝ている月に「あそこに帰りたい?」と訊くが 月はかすかに光りながら 寝息を立てるばかり
ジャンケンに負けた奴が 刑務所に向かって「馬鹿」と叫ぶという遊びを 幼い頃にやっていたことを 独房の中でふいに思い出す
ぼくが寝る時いつも 頭の中で数える羊たちを おっきなスプーンですくって食べちゃうあのおっきな人 誰?
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。