飲み込まれた鯨の腹の中に電話ボックスがあったが その中でずっと老人がどこかに長電話しているので ぼくは溶けてしまう前に家族と話せないかもしれない
彼からもらったラブレターの「好」という字にうっすら産毛が生えている
ぼくの名前が書かれた雲が大雨を降らせていたと旅人が教えてくれた
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