就職面接なのに、鞄から金魚の死骸ばかり出てきて、履歴書を出すことができず、面接官に苦笑いされている。
「おや、まだ生き物がいたのか」と、神様が、もう不要だと思い、今しがた焚火の中に投げ込んだ青い星から、肉の匂いが立ち上ってくるのを嗅いで、つぶやいた。
サイコロで出た目の数だけ、赤ん坊をぶとうと決めた母親が、泣きながら薄暗がりで、サイコロの全ての面に油性マジックで「0」と書き込んでいる。
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