私の口の中のある一本の奥歯は、肉を食うたび削れて、徐々に仏像の形になっていってる。
信号待ちの時、片手に生首を提げている人の横に立った女子高生が、生首をちらりと見て、スカートを押さえた。
ぼくの家で飼ってる蝉のところへ、今日、慰問の歌手が来て、夏の歌を歌っていった。
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