隣で寝ている夫が寝言で「肉屋に行こうよ、肉屋に行こうよ」とずっと言っているので、変な寝言、と思いながら夫の顔を見ると、起きていて、私をじっと見つめている。
車を運転中、車窓にちらっと映った、「いいなぁ」と思ったあの細い脚が、家に帰り、風呂場の電気を点けたら浴槽に浮いていた。
ゲームセンターのもぐらたたきの筐体の傍らに、線香と花が供えられていた。
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