超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

2022-04-11から1日間の記事一覧

アドバイス

「虹の赤い部分を舐めるとしゃっくり止まりますよ」と、背中に翼の生えた後輩にアドバイスされる。

うちの畑から盗まれたらしい苺が、地蔵の前に供えられていた。

停電の暗闇の中、夕方、車で猫を轢いた母の眼だけがぴかぴか光っている。