夏に死ぬから、青い棺桶がいいなぁ、私。
おじいちゃんの葬儀中、おばあちゃんの介護の人が、おばあちゃんの両こめかみから突き出たレバーをぐるぐる回し始めた直後、おばあちゃんの両目からぽろぽろ涙が溢れてきた。
深夜、バイトの帰り道、「事故多発 注意」の看板の陰で何かが動いたので、ふとそちらに目をやると、そこに供えられた花やお菓子の類に、親指くらいの大きさの人たちがびっしりたかっていて、くちゃくちゃとそれをむさぼり食っている。
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