超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

2021-09-06から1日間の記事一覧

22

真っ暗な闇へと続く階段の上から、22個目の義眼が転がってきて、22時になったことを知る。

朦朧とした光の中で、執刀医の涙が私の体の中にぽとり、落ちるのを感じた。