散歩の途中、涸れた川を覗く。フキダシが落ちていた。「好きです」の文字が読める。捨てられたのか風に吹かれたのか、フキダシは落ちて、湿って、かびていた。カラスも興味がないようだった。「好きです」
夫の首に噛みついて逃げていった蛇は、しっぽの先にダイヤモンドの指輪をはめていた。
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