夜空を見上げる。誰かが星占いをしている。「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」……。声がするたび、星が一つ爆破されていく。
物置の奥の砂時計。「絶対に触ってはいけないよ」とおばあちゃんに言われていたが、好奇心が勝ってしまい、おそるおそるひっくり返すと、砂が落ちたガラスの内側に、無数の小さな掌の跡が。
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