超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

2021-04-14から1日間の記事一覧

夕方、公園の公衆便所の小便器で用を足していたら、宇宙服を着た一人の男が入ってきて、俺の股間をのぞき込み、「@*;%……」と俺の知らない言葉をつぶやいた後、そのまま便所から出て空へ浮き上がっていった。

家族のために呪われた祖母から目をそらし、父は今日もお札だらけの押入の中で一人ビールを呑んでいる。