「オトモダチ」と刻印された貨物列車が、ぼく一人をこの町に残して、遠くへ走り去っていく。
普段どこを探しても決して見つからない、亡くなったおばあちゃんが愛用していた旅行鞄は、毎年盆の時期になると、いつの間にか仏間にぽつんと置かれており、盆が終わる頃、やはりいつの間にか姿を消している。
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。