白い羽にちょっとずつ遺書が書き込まれている蝶の群が、向かいのビルの屋上から次々飛んでくる。
妻が、二階にある自分の部屋を歩き回るたび、一階の部屋の天井に血管が浮かび上がるのを見て、あいつだいぶ肥ってきたのだなぁと思う。
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