裏路地に、どさっ、と音がして、振り返ると、靴のおじさんが道に転がっていた。仰向けに転がって、しかも笑っているってことは、明日はよーく晴れるのだろう。「ぼくは何もできないから、せめて天気占いの靴のかわりに、こうして毎日家の屋根から自分を放り…
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