超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

廃屋

 夜、散歩していたら近所の廃屋の窓から明かりが漏れているので、何だろうと思い中を覗くと、同じ顔をした四人家族が、梁からぶら下がった首吊り死体を見ながら、白飯をかき込んでいた。