不法投棄されたブラウン管テレビの真っ暗な画面の内側に、小さな宇宙飛行士が浮かんでいて、必死に助けを求めている。
「俺は隕石だったんだぜ」と、隣の墓石がまた法螺話を始めた。
「砂」の字で埋め尽くされたカルテだけが残されている、砂まみれの病院。
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