その海から見た蜃気楼に映っていたのは、端から端までぎっしり火葬場だった。
4時に死のうと思ったら、家じゅうの時計が3時59分で止まって動かなくなった。
木魚の音と読経の声が止んだ時には、月はすっかり溶けてしまい、溶けた月で夜空がうっすらと明るくなっていた。
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