「どっちに入ってるか当てられたら、返してあげる」 握った拳を二つ突き出して、その人はそう言った。 僕らはあれこれ相談して、左手を指さした。 開かれた左手は空っぽだった。「残念でした」 こうして地上から太陽が消えた。
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