「市場で珍しいのが売ってたんだよ」出かけていた夫が、そう言って一人の背の高い青年を連れて帰ってきた。どうしていいかわからずとりあえず会釈すると、青年は深々とお辞儀を返してきた。よく見ると青年の右手の小指は、煙草のフィルターになっていた。「…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。