超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 家じゅうの窓ガラスや鏡を叩き割った女が、最後に長年愛用していた手鏡を踏んで割ろうとした瞬間、脚から鏡の中に吸い込まれる。