超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

異臭

 異臭がするとの通報を受け、下水道の点検のためにマンホールの蓋を開けると、赤い風船がふわっと現れて、空をどこまでも昇っていった。