超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 自宅で死にたいと言って病院から家に帰ってきた夫が、布団の中から手を伸ばし、私の靴下の穴に指を突っ込んで、穴を拡げてニヤニヤ笑っている。