超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 目を閉じてまぶたを強く押すと、まぶたの裏にぼんやりと、大きな城の姿が浮かんでくる。死んだらあそこに行くのだろうな、と何となく思っている。