超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 動物園で猿を見ていたら、猿山の中に、飼育員ではない格好の、そう、まるであれは看守みたいな……な男の人が現れて、「面会だ」と一言つぶやき、一匹の巨大な猿を連れて出ていった。