背中に翼が生えている私の友人は、子どもの頃からずっと気象予報士を目指している。
海の底に沈んできた、どうやら自殺したらしい少女の日記を、チョウチンアンコウの光の下で、少しずつ読み進める。
いつの間にか奥歯が一本電球に換えられていて、猫の肉を食うたび光る。
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