娘がいつまでも露天風呂から戻ってこないので、心配になって様子を見に行くと、露天風呂に娘の姿はなく、なみなみと湛えられた湯に満月が二つ映っている。
俺がもうちょっと生命線を長く彫り込んでやってりゃあ、お前も薪にならずに済んだかもしれねえな。
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