ある朝目覚めると、左足の小指と、目覚まし時計の短針が、かけおちしていなくなっていた。テーブルの上に残された書き置きには、「きっとしあわせになります」と、たどたどしい文字で。少しさびしくなった左足に、いつもより厚い靴下をはいて、目覚まし時計…
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