超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

大根

 右手に包丁を握った瞬間、左手でおさえていた大根が汗ばんだのがわかった。わはは、覚悟せい、なんちゃって。……いや待て、これ、大根か?