超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 シャツの内側に猫の毛を残して、あの人はある日とつぜんいなくなってしまった。ああ、遠くから、魚を焼く匂いが漂ってくる。