超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

ジャラジャラ

 公園の樹の傍に引っ越し屋のトラックが停まっていた。こんな場所におかしいな、と思いつつ何気なく樹を見ると、リスの家族がいたうろが空っぽになっていた。その後、トラックが発進する時に荷台からジャラジャラという音が聞こえた。きっとドングリだろうな、と思った。