2019-05-23 せめて クミコからきいた話 もう誰もいないはずの時間、夜の闇に包まれた、理科室の扉の向こうから、フォークとナイフが皿に当たる音が聞こえてくる。ああ、せめて調理実習室に忘れ物をするんだった。