2018-09-04 水平線 トモコからきいた話 朝、海の見える部屋のカーテンを開けた時、 しわしわの水平線の上を、 巨大なアイロンが横切っていくのを見た。 アイロンはゆっくりと視界の端へ消え、 後に残されたのは、 見慣れたまっすぐの水平線だった。 珍しく早起きした朝だったのだが、 それが得だったのかそうではなかったのか、 未だにわからないでいる。