超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

アリクイ

 朝の台所を、
 息子の幼稚園のお洋服を着たアリクイが、うろうろしていました。

 私の息子は今日は私の息子じゃないので、
 かわりにアリクイを、連れてきて、置いていったみたいです。

 どうしてアリクイなんでしょう。
 朝ごはんにトマトを切りましたが、
 アリクイは、アリを食べたそうにしていました。