超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

温もり

 彼の温もりをいつも感じていたいから、しわしわのでこぼこになってしまうのはわかってるんだけど、ついつい電子レンジにかけてしまう。
 温もりを感じるってそういうことじゃないのもわかってるんだけど、やっぱり冷たい肌なんて彼には似合わないから。