トモコとマリコ

超短編を中心とした短い読み物を発表しています。

月と葡萄

今日が終わり、
今日がまた来る。

ふと見上げた夜空には
満月がいくつもいくつも浮かんで
まるで葡萄の房のようだ。

また少し狭くなったベッドの中で
私が私の指に指を絡ませてくる。

また少し明るくなった月明かりから逃れるように
私が私の手から毛布を奪う。

広告を非表示にする