太陽がしぼんでしわしわになってしまったので、みんなの家からいらない服を集めてきて太陽の中に詰めることにした。
みんなは少ししか持ってこなかったけれど、私の家にはいなくなった家族がたくさんいるから、私はたくさんのいらない服を持ってきた。
それを一つに集めて、しぼんだ太陽の中にぎゅうぎゅう詰めたら、太陽がちょっとでこぼこになってしまった。
それからというもの、山と山の間に太陽が沈んでいく時、でこぼこしたところが山に触れて、木を焦がしてしまうようになった。
君があんなにいらない服を持ってきたからだよ、とみんなは笑うが、いらない服がたくさんあったんだから仕方ないでしょと、心の中でちゃんと言い返している。