おなかにあるおおきなめだまが、なぜだかはらはらないていた。
なだめてもしかっても、おおきなめだまは、なくのをやめなかった。おかげで、かったばかりのしゃつが、びしょびしょにぬれてしまった。
わたしにはこういうことをそうだんできるともだちがいないから、しゃつをせんたくしているとき、わたしもおおきなめだまといっしょに、はらはらないた。
けれど、せんたくがおわって、しゃつをほすためにそとにでると、そらはびっくりするくらいきれいで、それをみたらわたしもおおきなめだまも、ぴたりとなきやんでしまった。
かぜがとおくからきてきもちいい。
ないたらおなかがすいてきた。はらのむしがないた。おなかにあるおおきなめだまが、そのおとにおどろいてぱちくりした。おもしろかった。わらった。ひとりぼっちだった。