超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

雑な思考と雑な屁

 二度と会わないであろう人と、今日も会わなかった。

 雑な晩飯を食べながら、雑な頭でそんなことを考えていた。
 尻に力を入れたら、雑な屁が出た。窓を開けて確かめるのは面倒だが、空にはきっと雑な月が出ていることだろう。