夕日を浴びて、ぼくの影が、部屋の床に長く長く伸びている。部屋にはぼくひとりしかいないから、影もひとつしかない。ぼくにはそれが寂しい。ぼくは寂しさを紛らわすために、てきとうな大きさに影をちぎって、机の引き出しに半端に余っていた切手をみんな貼…
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