「あの、すみません」 西日の差す席に腰掛けていたライオンはおずおずと前脚をあげ、ウェイトレスを呼び止める。「はい」「あの、30分くらい前に、その……注文したんですけど……」 ウェイトレスはみるみる不機嫌な顔になり、黙って厨房に引き返す。隅に仕掛け…
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