道で転んで、膝を深く擦りむいた。 薄桃色の肉の表面には、四角い蓋がついていた。 蓋を開けると、下り階段が現れた。階段の先には、濃い闇が湛えられていた。 夕暮れの陽ざしが、むき出しの肉を照らし、ぴりぴりと痛んだ。夕暮れの風が、階段の中に吸い込ま…
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